ニュース 2021/08/12 19:00
中国のSTEM博士号取得数、25年に米国の2倍へ
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】「STEM」と呼ばれる科学、技術、工学、数学の4分野での中国の博士号取得数が2025年に、米国の2倍になるという予測がこのほど、米ジョージタウン大学により発表された。2000年の時点では中国は米国の半分だった。中国新聞網が10日付で伝えた。
ジョージタウン大によると、2000年時点のSTEM博士号の取得数は米国が1万8289人、中国が9038人だった。2007年に中国が米国を上回り、2010年には中国が3万4801人、米国が2万6076人。2019年には中国が4万9498人、米国が3万3759人と大きな差がついた。2025年には中国が7万7179人、米国が3万9959人になると予測されている。
一方、STEM博士号取得数に占める留学生の比率(2010〜19年)は、米国が42%、中国が7%だった。米国では留学生による博士号取得の比率が高いが、これら留学生が米国に在住し続けることで米国に恩恵をもたらしていた。
ただ、新型コロナウイルス流行の影響や米国の移民政策の影響により、米国がそうした優位性を持ち続けることができるかどうかは不透明という。仮に米国が自国民に対してのみSTEM博士号を授与することになった場合、中国との差は3倍にまで開くことも予想されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ジョージタウン大によると、2000年時点のSTEM博士号の取得数は米国が1万8289人、中国が9038人だった。2007年に中国が米国を上回り、2010年には中国が3万4801人、米国が2万6076人。2019年には中国が4万9498人、米国が3万3759人と大きな差がついた。2025年には中国が7万7179人、米国が3万9959人になると予測されている。
一方、STEM博士号取得数に占める留学生の比率(2010〜19年)は、米国が42%、中国が7%だった。米国では留学生による博士号取得の比率が高いが、これら留学生が米国に在住し続けることで米国に恩恵をもたらしていた。
ただ、新型コロナウイルス流行の影響や米国の移民政策の影響により、米国がそうした優位性を持ち続けることができるかどうかは不透明という。仮に米国が自国民に対してのみSTEM博士号を授与することになった場合、中国との差は3倍にまで開くことも予想されている。
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