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  ニュース     2021/07/13 19:00

中国:創業板指数が一時「上海総合」超え、算出開始以来で初 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】13日の中国本土マーケットで、深センの創業板指数が一時3560.88ポイントを付け、上海総合指数を上回る場面が見られた。創業板指数がポイント数で上海総合指数を上回るのは、2010年の算出開始以来で初めてだ。ただ、創業板指数は約6年ぶりの高値水準まで上昇していることもあり、その後は売りに押される展開。終値は前日比0.6%安の3514.98ポイントと、上海総合指数(3566.52ポイント)を再び下回っている。

 創業板指数は、新興企業向け市場「創業板」の上場銘柄全体の値動きを反映したもの。上海総合指数との価格差(創業板指数÷上海総合指数)は、2010年に創業板指数の算出が始まった当時で0.4台だったが、足元では0.9台にまで縮小していた。創業板指数は昨日(12日)に前営業日比3.7%高の3534.76ポイントと大幅に上昇し、2015年6月以来、6年1カ月ぶりの高値を更新。上海総合指数の終値3547.84ポイント(前営業日比2.2%高)との差は、わずか13ポイントまで縮まっていた。

 創業板指数の上昇は、車載バッテリー世界最大手である寧徳時代新能源科技(CATL:300750/SZ)の貢献が大きい。新エネルギー車(NEV)の販売好調を背景に、今後の成長性への期待から同社株価は上場来高値圏で推移している。CATLの株価は12日も堅調に推移し、上場来高値を更新した。


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