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  ニュース     2021/04/14 19:00

中国:新疆が最低賃金4%引き上げ、4月付で最高3.16万円 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】新疆ウイグル自治区が最低賃金の引き上げを発表した。2021年4月1日付で実施する。改定後の月額は、1類地域で1900人民元(約3万1600円)と、従来の1820人民元から80人民元(4.4%)増額される。最低時給についても、1類地域で18.5→19.0人民元に0.5人民元(2.7%)引き上げられた。複数メディアが伝えた。
 21年初から現在までに、黒竜江省、江西省、陝西省が最低賃金の増額を発表。うち黒竜江省と江西省は4月1日付で、陝西省は5月1日付で実施する。このほか各地方の政府活動報告などでは、吉林省や天津市などが21年中の引き上げを予告している。
 中国の中央政府は各地方政府に対し、「2〜3年に1回以上」の最低賃金見直しを求めている。20年は新型コロナウイルス禍の影響もあり、最低賃金を引き上げた地方政府が青海省、福建省、広西チワン族自治区のみにとどまった(青海と福建は1月、広西は3月に実施、いずれも19年時点で引き上げを予告済み)。
 最低賃金の全国最高は、足元で上海市の2480人民元。これに北京市の2200人民元、広東省の2100人民元(深センは2200人民元)などが続く。このほか天津市、江蘇省、浙江省の計6省市が2000人民元以上となっている。


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