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  ニュース     2021/01/13 19:59

中国:「餓了麼」配送員が突然死、当初補償わずか3万円 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)傘下のフードデリバリーサービス「餓了麼(Ele.me)」の配達員が業務中に突然死した問題で、契約内容や補償に関する議論が高まっている。中国青年報などが12日付で伝えた。

 死亡した40代の男性配達員の遺族に対する補償について、餓了麼は当初、故人が自社と配送業務を委託する上海拉扎斯信息科技との間で正式な雇用契約を結んでいないことから、見舞金として、2000人民元(約3万2000円)のみを支給する方針を示していた。この心無い対応を巡って、同社に対する批判が殺到。1月8日になって、一転、同社はこの男性のケースを含め、配送中に死亡した作業員への補償金を60万人民元とすると発表した。

 中国では近年、食品デリバリーの利用が急増し、餓了麼をはじめとする大手業者の収益は大幅に拡大している。その一方で、末端の配送作業員は報酬が少なく、生活のために1日11時間以上働く人が約65%を占めるとの調査結果もある。




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