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  ニュース     2020/09/24 18:59

台湾ペガトロンに投資認可、ベトナム北部に工場整備 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 電子機器の受託生産で世界大手の台湾・和碩聯合科技(ペガトロン:4938/TW)は、ベトナム北部ハイフォン市のディンブー工業団地に工場を建設するための認可を受けた。計画投資省がグエン・タン・ズン首相に送った報告書で明らかになったもので、ペガトロンのベトナム初工場となる。今回認可を受けた第1期の認可額は1900万米ドル(約20億200万円)で、電子製品や通信機器、家電を製造する。VNエクスプレスが22日付で伝えた。
 ペガトロンは米アップルや同マイクロソフト、ソニーなどから製品組み立てを請け負っている。ベトナムでは中長期的に投資を拡大させる計画で、今後認可を取得する第2期では投資額を4億8100万米ドルに増やす。第2期を稼働する時点で2万2500人を雇用し、国庫には年1000億ドン(約4億5000万円)を納める見通しとしている。2026〜27年にはさらに工場建設に5億米ドルを投じる計画。また研究開発(R&D)センターを中国からベトナムに移すことも検討する。
 ペガトロンは昨年、インドネシア・リアウ諸島州のバタム島で工場を開所。同社にとって東南アジア初の工場で、4000万米ドルを投じた。米中貿易摩擦や中国の人件費高騰を背景に、中国生産の一部をインドネシアに移した格好。廖賜政・総経理は昨年11月、ベトナムとインドに生産拠点を構えることで検討に入ったと表明していた。
 米中貿易摩擦や新型コロナウイルス流行を背景に、中国からベトナムに工場を移転する動きは強まっている。レノボ(聯想集団)やソニーのスマートフォンやイヤホンを製造する台湾のASEテクノロジーは4億米ドルを投じてベトナムに工場を建設する計画。また中国音響機器メーカーのゴアテックは昨年、米アップルのワイヤレスイヤホン「エアポッズ」の生産をベトナム北部で開始し、大きな話題となった。


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