ニュース 2021/07/01 19:00
中国半導体業界の資金調達、20年は2.6兆円規模
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国半導体業界で創業、投資が活発化している。投資ファンドの雲岫資本が発表したリポートによると、2020年に金融市場などから資金調達した業界企業は534社、調達額は1536億人民元(約2兆6400万円)に上った。このうち調達額が5億人民元以上の案件は、件数では8.6%にすぎないが、金額ベースでは全体の64.6%を占めている。AI財経社が6月30日報じた。
調達額の多くは民間資本で占められている。国産化と市場拡大の傾向に応じて、データセンター用や自動車産業用の半導体企業や、半導体製造企業で資金需要が拡大した。
データセンター用の中央演算処理装置(CPU)や画像処理半導体(GPU)などの市場規模は、20年に617億人民元に達した。25年には約4.5倍の2755億5000万人民元への拡大が見込まれる。
自動車業界では20年に発売された新車のうち、33.6%をスマートカーが占めた。従来型の自動車に必要な半導体はマイクロコントローラー(MCU)が中心であるのに比べ、スマートカーは自動運転用やスマートコックピット用を含め使用する半導体が大幅に増えている。車両1台当たりの半導体価額は10倍増が見込まれた。
半導体製造では、2021〜22年に新たに建設されるウェーハ工場が8基に上る。設備や材料の需要も膨らんでいる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
調達額の多くは民間資本で占められている。国産化と市場拡大の傾向に応じて、データセンター用や自動車産業用の半導体企業や、半導体製造企業で資金需要が拡大した。
データセンター用の中央演算処理装置(CPU)や画像処理半導体(GPU)などの市場規模は、20年に617億人民元に達した。25年には約4.5倍の2755億5000万人民元への拡大が見込まれる。
自動車業界では20年に発売された新車のうち、33.6%をスマートカーが占めた。従来型の自動車に必要な半導体はマイクロコントローラー(MCU)が中心であるのに比べ、スマートカーは自動運転用やスマートコックピット用を含め使用する半導体が大幅に増えている。車両1台当たりの半導体価額は10倍増が見込まれた。
半導体製造では、2021〜22年に新たに建設されるウェーハ工場が8基に上る。設備や材料の需要も膨らんでいる。
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