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  ニュース     2021/08/20 19:00

中国:指標金利「LPR」3.85%、16カ月連続据え置き 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を3.85%に据え置いた。据え置きは16カ月連続。住宅ローン金利の指標となる5年物LPRについても、前月と同じ4.65%を維持している。
 市場の事前予想でも据え置き予測が大勢だった。人民銀は7月15日付で、ほぼすべての金融機関を対象に預金準備率を引き下げており、銀行の資金コスト圧力はひとまず緩和されたとみられている。ただ、景気回復の腰折れを防ぐために、人民銀が目先、緩和的なスタンスを維持するとの見方は根強い。一部では、人民銀が第4四半期(10〜12月)にも追加の預金準備率引き下げに踏み切ると予測されている
 LPRは人民銀が2019年8月から公表を開始(毎月20日に発表、休日の場合は翌営業日)。従来のLPR算出方法を見直し、MLF金利に緩やかに連動するようにした。うち1年物LPRは「実質的な政策金利」とも呼ばれ、制度の見直し以降、19年8月、9月、11月、20年2月、4月の計5回引き下げられている。


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