ニュース 2021/04/07 19:00
中国:日本アニメ配信「事前審査」か、ビリビリなど影響も
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】中国当局は今月2日から、国内の動画プラットフォームで配信される日本のアニメ作品に対し、事前審査を行う方針に切り替えたもようだ。大手のビリビリ(9626/HK)などで今後、日本アニメの配信数が大幅に減少すると予想されている。香港経済日報が7日伝えた。
報道によると、国家広播電視総局が日本のアニメを審査する。審査を通過し、登録番号を取得してはじめて放映が可能になるという。審査に時間がかかるほか、登録番号の発行枠も上限があるとみられることから、今後は放映される日本のアニメが減少する見通し。
中国では4月、日本の新作アニメ60作品余りの放映が予定されており、うち前出のビリビリは24作品の放映権を保有。ただ、これら24作品は現時点でまだ配信が始まっていない。阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)傘下の優酷(Youku)や、愛奇芸(IQ/NASDAQ)といった他の動画プラットフォームも同様の状況にあるようだ。
市場関係者の間では、正規版アニメの配信が遅れることで、利用者が海賊版に流れる恐れが指摘されている。その場合、正規版の放映権を取得したビリビリなどに収益面でマイナス影響を及ぼす可能性が懸念されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
報道によると、国家広播電視総局が日本のアニメを審査する。審査を通過し、登録番号を取得してはじめて放映が可能になるという。審査に時間がかかるほか、登録番号の発行枠も上限があるとみられることから、今後は放映される日本のアニメが減少する見通し。
中国では4月、日本の新作アニメ60作品余りの放映が予定されており、うち前出のビリビリは24作品の放映権を保有。ただ、これら24作品は現時点でまだ配信が始まっていない。阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)傘下の優酷(Youku)や、愛奇芸(IQ/NASDAQ)といった他の動画プラットフォームも同様の状況にあるようだ。
市場関係者の間では、正規版アニメの配信が遅れることで、利用者が海賊版に流れる恐れが指摘されている。その場合、正規版の放映権を取得したビリビリなどに収益面でマイナス影響を及ぼす可能性が懸念されている。
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