【亜州ビジネス編集部】中国の自動車生産が引き続き減少している。自動車業界団体の中国汽車工業協会はこのほど、主要メーカー11社の新車生産台数が今年8月上中旬に前年同期比34.3％減の70万7000台に縮小したと報告した。うち乗用車は28.9％減、商用車は44.1％減。全体の減少率は上旬時点とほぼ同水準で推移している。販売台数は明らかにされていない。複数メディアが24日伝えた。

　同協会によると、今年7月の新車販売台数は前年同月比11.9％減の186万4000台。3カ月連続のマイナス成長となった。生産台数も15.5％減の186万3000台と縮小が続く。7月も新車販売の減少が続いた要因について、同協会は◆比較対象となる前年同期の実績が高かった、◆排ガス基準の変更が商用車の生産・販売に影響した、◆車載チップ不足が乗用車の生産・販売に影響した――と説明。一部地域での新型コロナウイルス再流行に加え、天候の悪化なども影響したとしている。


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