ニュース 2020/11/10 19:59
中国:フェローテック傘下中欽晶円、12インチウェーハ月産3万枚
日系企業
【亜州ビジネス編集部】フェローテックホールディングス(6890/東証ジャスダック)中国子会社の杭州中欽晶円半導体股フン有限公司(中欽晶円)がシリコンウェーハの生産能力を増強している。足元で最大となる直径300mm(12インチ)ウェーハの月産能力は現在、3万枚にまで拡大した。ハイエンド半導体素材市場に投入する。杭州日報などが6日に伝えた。
中欽晶円は2017年9月28日、銭塘新区の半導体ウェーハ生産プロジェクトを始動。登録資本29億人民元(約457億円)で登記した。敷地面積15万9341平方メートルの工業用地を確保し、建築面積13万平米の工場を整備している。19年末、12インチウェーハの生産に着手した。
中欽晶円は生産能力を増強しつつある。本格量産時の年産能力は、サイズ別で150mm480万枚(月産40万枚)、200mm540万枚(月産45万枚)、300mm240万枚(月産20万枚)を計画した。浙江省政府の重大産業プロジェクトに指定されている。
フェローテックは今年9月15日、半導体ウェーハ事業を手掛ける中核子会社、中欽晶円の株式(議決権ベース60%)を中国資本に譲渡すると発表した。中国市場に新規上場することを前提とする。譲渡代金は19億7000万人民元に設定した。
中欽晶円は「杭州中芯晶円半導体」から社名を変更したばかり。従来の社名に使用されている「中芯」を巡って取引先商標との類似性が判明したためで、類似商標の使用に伴うリスクを回避する狙いで社名の一部を変更した。
フェローテックは中国の生産体制を急ピッチに強化中。うちウェーハ事業に関しては、上海工場(月産10万枚)がすでに量産を開始しているほか、銀川市(寧夏回族自治区)にインゴット工場を建設した。また、装置部品洗浄ビジネスでは、安徽省と四川省で工場が完成し、今後は5拠点・6工場体制となる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中欽晶円は2017年9月28日、銭塘新区の半導体ウェーハ生産プロジェクトを始動。登録資本29億人民元(約457億円)で登記した。敷地面積15万9341平方メートルの工業用地を確保し、建築面積13万平米の工場を整備している。19年末、12インチウェーハの生産に着手した。
中欽晶円は生産能力を増強しつつある。本格量産時の年産能力は、サイズ別で150mm480万枚(月産40万枚)、200mm540万枚(月産45万枚)、300mm240万枚(月産20万枚)を計画した。浙江省政府の重大産業プロジェクトに指定されている。
フェローテックは今年9月15日、半導体ウェーハ事業を手掛ける中核子会社、中欽晶円の株式(議決権ベース60%)を中国資本に譲渡すると発表した。中国市場に新規上場することを前提とする。譲渡代金は19億7000万人民元に設定した。
中欽晶円は「杭州中芯晶円半導体」から社名を変更したばかり。従来の社名に使用されている「中芯」を巡って取引先商標との類似性が判明したためで、類似商標の使用に伴うリスクを回避する狙いで社名の一部を変更した。
フェローテックは中国の生産体制を急ピッチに強化中。うちウェーハ事業に関しては、上海工場(月産10万枚)がすでに量産を開始しているほか、銀川市(寧夏回族自治区)にインゴット工場を建設した。また、装置部品洗浄ビジネスでは、安徽省と四川省で工場が完成し、今後は5拠点・6工場体制となる。
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