【亜州ビジネス編集部】最前線で働く従業員に対し、宅配大手がそろって配達賃金の引き上げを宣言した。中通、円通、申通、百世、韵達、極兔は9月1日からの賃上げを通知。配達1件当たり0.1人民元（約1.7円）の報酬増を発表した。
　各配達拠点によると、1日当たりの配達数は、新人で約100件、熟練従業員で約200件。1カ月勤務で300〜600人民元の収入増につながる計算という。
　58同城（WUBA/NYSE）傘下の58同城招聘研究院によると、1線都市の代表的な求人職種では、フードデリバリー配達員の月収（6月）が1万965人民元で最も高い。次いで宅配便配達員が9849人民元。求人需要の高い職種では、サービス担当者と警備員を除き、平均月収は7000人民元を超えた。うちパッケージ作業員が17％増の7837人民元と伸びが目立ったという。


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