【亜州ビジネス編集部】中国汽車工業協会は11日、今年6月の新車販売台数が前年同月比23.8％増の250万2000台に拡大したと発表した。プラス成長は6カ月ぶり。生産台数は28.2％増の249万9000台に伸びた。前月比でも販売が34.4％増、生産が29.7％増と大きく拡大している。

　新型コロナウイルス感染拡大によるサプライチェーンへの影響が後退したほか、中央政府による乗用車減税、地方政府による消費刺激策が奏功した。車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比41.2％増の222万2000台、生産台数が43.6％増の223万9000台で推移した。

　一方、新エネルギー自動車（NEV）の販売台数は、6月単月で前年同月比2.3倍の59万6000台、生産台数も2.3倍の59万台に膨らんだ。販売、生産ともに月次ベースの過去最多を更新している。前月比では販売が33.4％増、生産が26.6％増だった。

　1〜6月の累計では、全体の販売台数が前年同期比6.6％減の1205万7000台。生産台数は3.7％減の1211万7000台だった。


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