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  ニュース     2022/05/17 18:00

中国:「00後」の就職意識、「上司が怒る会社はNG」 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の「00後」(2000年代生まれ)の就職意識は、それ以前の世代と大きく異なるようだ。それ以前の世代では「給料の多さ」や「仕事の楽さ」などを重視する傾向にあったが、「00後」は「職場の雰囲気」や「上司の資質」を重要視しているという。「怒る上司はもってのほか」とのことだ。中新経緯が16日付で伝えた。

 中新経緯がインタビューを行ったところ、ある「00後」世代の若者は「企業実習で上司が毎日怒っている会社にしばらくいた。雰囲気が最悪で、仕事がちっとも進まなかった」と語った。また、北京の大学でジャーナリズムの学位を取得したある学生は面接時に、「上司が怒る会社はNGです」との第一条件を挙げたという。

 在学時に国有銀行から内定を得た金融系大学卒の学生は、「入ってみて、仕事のしやすさとは裏腹に、仕事を楽しめないことに気がついた」と話す。「メディア業界に興味があるので、難しいけれども挑戦してみたい」と語り、転職活動を進めていることを明らかにした。「好きな仕事を見つけることが最重要。給料や会社の規模はあまり関係ない」という。 

 ある調査では、「00後」の多くが「中小企業であっても問題なく、就職活動において企業の規模や影響力にこだわらない」と回答。調査対象のうち71%が従業員数500人以下の中小企業の面接を受けたとのデータが示されている。


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