【亜州ビジネス編集部】中国のホテル、民泊などの宿泊業で人手不足が深刻化している。若者の就業希望者が少なく、仕事に慣れた熟練人材は流出が激しい状況だ。一部の業者は人材確保のため、正規雇用ではなくパートタイムなどの「フレキシブル雇用」を増やす戦略を打ち出している。工人日報が26日付で伝えた。
　中国の人材市場ではこのところ、幅広い業種で「フレキシブル雇用」が増えてきた。労使双方の状況に合わせて雇用形態を調整できるため、繁忙期と閑散期の差が大きい宿泊業では特にメリットが大きい。
　ただ法律の専門家は、「フレキシブル雇用」の名のもとに雇用形態が無秩序に変えられるようになってしまえば、労使間のトラブルが急増すると指摘し、警鐘を鳴らしている。


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