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  ニュース     2022/07/19 18:00

中国:省別4〜6月GDP成長率、上海がマイナス13.7%で最低 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の国家統計局が15日に発表した2022年4〜6月期の国内総生産(GDP)成長率は、物価変動の影響を除く実質ベースで前年同期比0.4%となり、前四半期の4.8%から急減速した。省・直轄市・自治区別では、上海市がマイナス13.7%で最下位。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月末〜5月にかけてロックダウン(都市封鎖)が実施されたことが響いた。ほか、首都の北京市もマイナス2.9%に落ち込んでいる。
 統計局の発表によると、全国31省(直轄市・自治区)のうち、4〜6月期のGDP成長率が最も高かったのは寧夏回族自治区の5.3%だった。以下、山西省が3.9%、陝西省が3.3%、甘粛省とチベット自治区が各3.2%と続く。半面、前述のように上海市がワースト1位となったほか、吉林省がマイナス4.5%、北京市がマイナス2.9%、海南省がマイナス2.5%に落ち込んだ。
 他エリアでは、上海市に近い江蘇省、浙江省の成長率がそれぞれマイナス0.1%、プラス0.1%にとどまった。GDP規模最大の広東省は成長率が0.7%となり、全国平均を上回った。
 一方、4〜6月期のGDP総額ベースでは、広東省が3兆1020億人民元でトップ。以下、江蘇省が2兆9050億人民元、山東省が2兆1791億人民元、浙江省が1兆8336人民元、河南省が1兆6528億人民元と続いた。マイナス成長となった上海市は9339億人民元で、北京市の9939億人民元に追い抜かれた。


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