【亜州ビジネス編集部】中国で中古品のEC市場規模が急拡大している。網経社電子商務研究センターの最新リポートによれば、2021年の同市場規模は前年比29.27％増の4001億7000万人民元（約8兆600億円）に膨らんだ。また中古品のECを利用した消費者は前年比22.52％増の2億2300万人となっている。今晩報が23日付で伝えた。

　中国の中古市場には幅広い商品を扱う総合サイトや電子製品、高級ブランド品、書籍などの専門取引サイトが多数存在する。利用者はここ数年で大幅に増加している。なかでも若者層は中古品を購入し、使用することに抵抗感があまりなく、エコ意識も高いこともあり、利用者が増えやすい環境だという。

　半面、インターネット上での中古品売買をめぐってはトラブルも少なくない。苦情仲裁サイト「電訴宝」によると、21年に中古品EC関連では、返品、商品の質、詐欺、一方的な契約内容、アフターサービスなどに関する問題が多かった。　

　

　

　


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