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  ニュース     2021/09/02 18:01

中国:8月乗用車販売13%減、需要旺盛も供給不足ネック 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の自動車業界団体、全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)が1日に発表した週間データによると、8月第4週(23〜31日)の1日当たり乗用車小売台数(概算値)は前年同期比12%減の7万6573台に下向いた。8月の月次ベースでは、前年同月比13%減の1日当たり4万6833台に縮小。前月比でも2%減少している。新型コロナウイルス流行の沈静化、新学期シーズンの到来を受けて乗用車の需要は高まっているものの、供給不足によってディーラー在庫が急減。需給バランスの悪化が販売縮小につながっている形だ。
 供給が引き締まっている最大の要因は車載半導体の不足。乗聯会によると、当初は7月下旬にも車載半導体の不足が改善され、8月下旬にその好影響が販売台数に反映されるとみられていた。ただ、東南アジアでのコロナ再拡大を受けて一部の半導体工場が生産停止を強いられたことにより、半導体不足が予想以上に長引いている。
 乗聯会によると、8月の1日当たり小売台数は第1週(1〜8日)が前年同期並みの3万819台、第2週(9〜15日)が18%減の3万6158台、第3週(16〜22日)が23%減の3万7574台と推移した。乗聯会は8月20日の時点で、同月の乗用車小売台数が狭義ベース(マイクロバスを除く)で前年同月比9.0%減の155万台に縮小するとの見通しを示している。


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