【亜州ビジネス編集部】中国汽車工業協会は11日、今年2月の新車販売台数が前年同月比18.7％増の173万7000台に伸びたと発表した。プラス成長は2カ月連続。生産台数も20.6％増の181万3000台に拡大した。ただ、前月比では販売が31.4％、生産が25.2％ずつ減少している。

　車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比27.8％増の148万7000台（前月比32.0減）、生産台数が32.0％増の153万4000台（同26.1％減）。商用車は販売台数が16.6％減の25万台（同27.4％減）、生産台数が18.3％減の27万9000台（同19.2％減）で推移した。

　2月の販売状況について、新エネルギー自動車（NEV）の販売増と輸出の好調が前年同期比での増加につながったと同協会は説明。一方、前月比での減少は春節（旧正月）連休によるものと指摘した。

　NEVの販売台数は2月に前年同月比184.3％増の33万4000台、生産台数は197.5％増の36万8000台に膨らんだ。ただ、前月比では販売が22.6％減、生産が18.6％減。月次販売台数は2021年12月に過去最多を記録した後、縮小傾向となっている。

　一方、完成車の輸出台数は2月に前年同月比60.8％増の18万台。車種別では、乗用車が72.3％増の14万6000台、商用車が25.4％増の3万4000台に膨らんでいる。また、NEV輸出台数は全体で273.7％増の4万8000台に達した。

　1〜2月の累計では、全体の販売台数が前年同期比7.5％増の426万8000台に伸びた。生産台数は8.8％増の423万5000台に上向いている。


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