ニュース 2021/10/22 18:00
中国:「息」でコロナ感染診断、北京大教授が特許申請
リスク管理・社会
小さい袋に息を30秒間吹き込むだけで、5〜10分後には新型コロナウイルスの感染有無が分かる――中国の科学者が新たなシステムを開発し、国内で特許出願を行ったことが分かった。北京大学環境学院の要茂盛・教授が率いるチームと、北京市朝陽区疾病予防管理センターなどが共同で開発したもの。検査の感度は95%以上に達するといい、既存のPCR検査に比べて性能、時間の両面で優れている。科技日報が21日伝えた。
要教授によると、新型コロナ感染者の呼気は未感染者に比べて「プロパノール」の濃度が高い一方、「アセトン」の濃度が低いことが分かっている。研究チームは呼気のサンプルを基に分析を行った結果、12種のカギとなる内因性VOCs(揮発性有機化合物)マーカーを確認した。これらのマーカーは、新型コロナ感染者を識別する“指紋”と言えるもので、未感染者や、他の呼吸器疾患患者との区別が可能という。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
要教授によると、新型コロナ感染者の呼気は未感染者に比べて「プロパノール」の濃度が高い一方、「アセトン」の濃度が低いことが分かっている。研究チームは呼気のサンプルを基に分析を行った結果、12種のカギとなる内因性VOCs(揮発性有機化合物)マーカーを確認した。これらのマーカーは、新型コロナ感染者を識別する“指紋”と言えるもので、未感染者や、他の呼吸器疾患患者との区別が可能という。
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