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  ニュース     2022/06/14 18:00

中国:5月中古車取引118.84万台、3カ月連続マイナス成長 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】業界団体の中国汽車流通協会は10日、今年5月の中古車取引について、前年同月比18.72%減の全国118万8400台に縮小したと報告した。マイナス成長は3カ月連続。ただ、減少率は前月の26.10%から縮小した。前月比では7.98%増加している。売買額は前年同月比7.87%減の825億5600万人民元(約1兆6470億円)だった。

 車種別では、乗用車のうちセダンが前年同月比20.46%減の70万4100台(前月比8.21%増)、SUVが2.43%減の15万4400台(8.66%増)、MPVが19.63%減の6万8300台(7.51%増)、クロスオーバー車が14.44%減の2万8100台(8.96%増)となった。商用車では、バスが26.23%減の8万2200台(5.35%増)、トラックが21.22%減の9万6900台(9.78%増)で推移している。

 また、車齢別の取引実績は「3年以下」が全体の31.8%、「3〜6年」が40.8%、「7〜10年」が17.8%、「10年以上」が9.6%を占めた。

 1〜5月の累計では、全体の取引数が前年同期比10.6%減の616万8600台。売買額は0.75%増の4303億9100万人民元だった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いた。首都・北京市での感染拡大により、特に華北エリアの取引が落ち込んでいる(全国取引に占める華北エリアのウエートは13%前後)。ただ、東北3省(遼寧省、吉林省、黒竜江省)などで企業活動が再開される中、一部で取引は回復傾向を示した。

 同協会によると、例年6〜8月は閑散期に当たる。ただ、行動制限の緩和などにより、北京、上海、鄭州などで取引の回復が期待される状況だ。6月の取引規模は全国で前年並みになると同協会は予測している。


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