【亜州ビジネス編集部】アップル（AAPL/NSADAQ）が今年9月に発売するスマートフォン新機種の「iPhone14（仮称）リリーズ」の販売動向は、中国市場がカギを握りそうだ。iPhone14が販売不振に陥った中国スマホ市場の救世主となれるか否かで、11〜12月に部品の追加発注が行われるか、または見送られるかが決まる。台湾・電子時報が28日報じた。

　iPhone14の初期生産台数は9000万台で、例年と大差がない。既に6月中下旬に部品調達が始まっている。

　iPhoneシリーズの2021年中国販売は4000万台で、重要な市場だ。しかし、スマホ販売は不振が続いており、22年の通年販売予測が年初の3億台から2億7000万台に10％下方修正されている。今後の見通しもはっきりせず、追加の部品調達の動向は現時点で予測できない。

　iPhone14シリーズは「Pro（iPhone14 Pro/Pro Max）」機種では規格向上が明確な一方、一般機種（iPhone14/iPhone14 Max）はRAM容量がやや大きくなるくらいで大きな変化はない。「Pro」機種には、A16プロセッサー、4800万画素の超広角カメラモジュール、6ギガバイト（GB）メモリーが導入される。また、ディスプレイのノッチがなくなり、ピンホール方式に切り替えられる。


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