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  ニュース     2022/03/09 18:00

百度ロボタク利用倍増、10〜12月に21万回超え 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国のインターネット検索最大手、百度集団(バイドゥ:9888/HK)のロボタクシー事業が好調だ。同社が8日に発表したデータによると、2021年第4四半期(10〜12月)の利用回数は21万3000回強に達し、前四半期の2倍近くに増加した。第3四半期(7〜9月)からの累計利用回数は30万回超に上り、22年に入っても増加を続けている。香港紙・明報が9日伝えた。

 百度が展開するロボタクシー事業「蘿蔔快ホウ(Apollo Go)」は、同社が自主開発した自動運転プラットフォーム「Apollo」を応用したもの。現在、上海、北京、広州、長沙などで試験サービスが実施されている。うち北京では「デジタル人民元」での決済も可能だ。

 同社の李彦宏・董事長兼CEO(最高経営責任者)は21年11月の時点で、25年までにロボタクシー事業を65都市に拡大するとの目標を掲げている。30年には100都市への拡大を目指す方針だ。

 百度はネット検索エンジン「baidu.com」を運営。ネット検索やオンライン・マーケティングのソリューションを手がけ、スマートホームやスマート交通、クラウド、自動運転、音声AIアシスタントなど多角化を推進する。傘下の動画配信サイト「愛奇芸(iQiyi)」が18年3月にナスダック上場。17年には自動運転プラットフォーム「Apollo」計画を始動した。


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