【亜州ビジネス編集部】中国政府は強制検疫（隔離）なしでの香港からの渡航者受け入れについて、12月第1週に開始するもようだ。当初は12月17日の開始を計画していたが、前倒しで実施する方針という。当初は1日当たり数百人を上限とするが、順調なら数カ月後には数千人にまで増やすことも検討する。香港英字紙のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト（SCMP）が18日、消息筋情報として伝えた。
　一方、これまでの報道によると、中国側は香港で新規感染者が1人でも確認された場合、すぐに入境を停止する「サーキットブレーカー」制度の導入を要求している――との情報もある。香港側は同制度の発動上限を緩和することを求めているという。
　なお、中国本土から香港への入境に関しては、非香港住民の隔離措置を免除する「来港易（Come2hk）」スキームが9月15日にスタート。同スキームの1日当たり利用枠は2000人に設定されている。


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