【亜州ビジネス編集部】中国大手企業の経営幹部から、半導体の供給不足問題が今年解決に向かうとの見通しが相次いで示された。23日付快科技などが報じている。

　スマートフォン大手、小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）の王翔・総裁は22日、決算発表の質疑応答で、半導体供給は今年正常な状態を回復し、供給が需要を上回ることもあるとの見解を表明した。ただ、第1四半期は依然、問題は大きいと指摘している。

　自動車大手、吉利汽車HD（175/HK）の淦家閲・行政総裁も23日、半導体不足が及ぼす吉利グループへの影響は既に業界他企業に比べて小さくなっており、第2四半期に大幅な改善が見込めると表明した。その上で、国産半導体への代替強化を含め、サプライチェーンにおいて生産能力リスクへの対応を強化する考えを示した。



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