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  ニュース     2022/03/14 18:00

中国:1〜2月もデベロッパー販売低調、流動性リスク漂う 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国では不動産デベロッパーの住宅販売が引き続き低調に推移している。上場各社が発表した今年1〜2月の成約データによると、前年同期比で4割以上の減少となるデベロッパーが目立つ状況だ。販売不振が続く中で、一部のデベロッパーは引き続き流動性リスクに直面している。香港紙・明報が14日伝えた。

 各社の1〜2月成約データを見ると、中国奥園集団(チャイナ・アオユェン・グループ:3883/HK)が前年同期比80.6%減と下げが大きい。ほか龍湖集団HD(ロンフォー・グループ:960/HK)が63.0%減、世茂集団HD(シーマオ・グループ:813/HK)が60.1%減、広州富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が55.4%減、中国海外発展(チャイナ・オーバーシーズランド:688/HK)が49.4%減、雅居楽集団HD(アジャイル・グループ:3383/HK)が46.7%減、万科企業(チャイナ・ヴァンカ:2202/HK)が44.3%減、融創中国HD(SUNACチャイナ:1918/HK)が26.5%減、碧桂園HD(カントリー・ガーデン:2007/HK)が20.4%減などとなった。

 一方、デフォルト危機に直面する中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ:3333/HK)は今年に入り、月次の成約データを発表していない。


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