【亜州ビジネス編集部】中国経済成長の新エンジン役として期待されている「ニューエコノミー」の発展とともに、新しい職業も数多く生まれている。2019年から21年にかけて、100以上の新職業が各分野で出現しているという。国是直通車が28日付で伝えた。
　農村エリアでは大都市から故郷に戻り、起業や新規就農を目指す若者が増えている。新職業としては、ライブコマースなどオンライン販売関連が目立つ状況。このほか、農業近代化に役立てるための「ドローンパイロット」に対する需要も、今後5年間で100万人近くに上るとされる。
　産業のデジタル化、ネットワーク化、インテリジェント化などによって生まれている新職業には、人工知能（AI）アルゴリズムエンジニア、データタグエンジニアなどがあるという。
　医療・ヘルスケア分野でも、高度医療人材の育成が加速中。病理学アルゴリズムエンジニアなどの新職種が誕生しており、中国には現在、スマートメディカル関連企業が44万社ある。
　このほか、人口高齢化に伴うシルバー経済も拡大。関連企業数は21年に5万社に上った。


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