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  ニュース     2022/07/07 18:00

中国:深セン市が自動運転「レベル3」合法化、8月1日から走行容認 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】全国に先駆けて、深セン市が自動運転支援「レベル3」以上の公道通行を解禁する。深セン市人民代表大会常務委員会は5日、「深セン経済特区智能網聯汽車管理条例」の導入を可決した。8月1日付で施行する。
 最速の技術確立に向けて、深セン市政府は高速道路、都市快速道路、一般道路、駐車場などの試験走行を容認した。有料の道路輸送サービスを展開することを奨励。配車、団地内移動、貨物輸送、夜間走行、応急・緊急輸送など多様なサービスを手掛けるよう求める内容だ。
 自動運転支援車両の製品をリスト化する予定。このリストに記されることで、自動運転支援のスマートコネクテッドカー車両製品の販売が正式に可能となる。
 「レベル3」以上の自律走行に関する権利、責任、定義などの重要事項を詳細に規定した中国初の公式管理文書となる。スマートコネクテッドカーの法的問題を解決し、自動運転技術に関する実証効果をもたらす見込み。足元の「レベル2+」から「レベル3〜4」に跳躍することで、自動運転支援の先頭を走ることを意味する。
 ただ、意見募集稿と比較し、内容は厳格化された。高度な自動運転支援システムを搭載したスマートコネクテッドカーでも、運転席にドライバーを配置しなければならない。当初の意見募集稿では、無人を許可するとしていた。
 当初の意見募集稿は10章60条で構成。規則適用範囲、スマートコネクテッドカー定義、関連部門責任所在、製品アクセス、サイバーセキュリティ、個人情報防止、データ保護、事故や違反の特定などを定義している。一定条件化の自動運転「レベル3」、高度な自動運転「レベル4」、完全自動運転「レベル5」という技術区分を設けた。


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