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  ニュース     2021/09/13 18:00

中国:国薬「第2世代」ワクチン22年上市へ、変異種にも対応 無料記事

 国有企業の中国医薬集団(国薬集団:シノファーム)は傘下の中国生物技術を通じ、「第2世代」新型コロナウイルスワクチンの開発を進めている。中国生物技術のチーフサイエンティスト、張雲涛氏はこのほど、2022年中に同ワクチンを上市できるとの見通しを示した。現在、海外で臨床試験を進めている段階。デルタ株などの変異種に有効だという。複数メディアが13日までに伝えた。
 シノファームは先ごろ北京で開催された「中国国際サービス貿易交易会」で、不活化ワクチン、遺伝子組み換えワクチン、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを含む新ワクチンを発表した。
 中国でこれまでに承認を得たコロナワクチンは、◆シノファーム傘下の北京生物製品研究所製、商品名「衆愛可維(COVILO)」、◆シノファーム傘下の武漢生物製品研究所製、商品名「衆康可維(COVILO)」、◆科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製、商品名「克爾来福(CoronaVac)」、◆康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK)製、商品名「克威莎(Convidecia)」――の4種。シノファーム製、シノバック製はいずれも不活化ワクチン、カンシノ製はウイルスベクターワクチンとなっている。


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