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  ニュース     2021/11/10 18:00

中国:不動産デベロッパーの境外起債、10月は平均金利10%超え 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国不動産デベロッパーによる境外起債のハードルが高まっている。今年10月の境外起債はわずか6件、人民元換算で総額101億人民元(約1785億円)に細った。調達額は前月比で63.3%、前年同期比で69.6%ずつ減少。月間の境外起債数が1ケタ台に低迷するのは今年2度目となる。毎日経済新聞が9日付で伝えた。
 中国不動産デベロッパーの境外起債は、金利水準も3カ月連続で上昇している。10月は年利10%を突破し、平均10.65%にまで上がった。前月比で157ベーシスポイントも急上昇している。
 港龍中国地産集団(ガンロン・チャイナ・プロパティ・グループ:6968/HK) はこのほど、2022年償還の優先社債1億5800万ン米ドル相当を発行。年利は13.5%に達し、6月に花様年HD集団(ファンタジア・ホールディングス・グループ:1777/HK)が募集した社債の金利(14.5%)に迫る水準だ。
 1〜10月にかけた中国不動産デベロッパーの起債規模は、内外市場の合算で前年同期比24.0%減の7993億人民元に低迷している。うち境外起債は人民元換算で37.4%減の2471億人民元に縮小した。


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