【亜州ビジネス編集部】CGや人工知能（AI）などの技術で生み出す「バーチャル・ヒューマン」市場が中国で拡大している。バーチャル・アイドルやバーチャル・タレントなどが音楽分野やテレビ番組、ライブコマースの司会、企業宣伝などの場で“活躍”中だ。新華日報が28日付で伝えた。
　中国の調査会社、艾媒諮詢によると、2021年にバーチャル・アイドル関連の市場規模は全国で1074億9000万人民元（約2兆630億円）に積み上がった。2030年にはバーチャル・ヒューマン市場全体の規模が2700億人民元に拡大するとの予測もある。
　ただ、リアリティーのあるバーチャル・ヒューマンを制作するには多額のコストがかかる。高コストのために活動の維持が難しいとして、“休業”するバーチャル・ヒューマンも少なくない。



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