ニュース 2022/01/14 18:01
中国:キヤノン珠海工場、デジカメ生産ライン閉鎖へ
日系企業
【亜州ビジネス編集部】キヤノン(7751/東証1部)中国法人の佳能(中国)有限公司が珠海工場(佳能珠海有限公司)の一部を閉鎖する模様だ。第一財経の報道によれば、同工場が進出する珠海高新区が複数のメディアに対して、「珠海で32年発展した同工場はすでに生産を停止し、従業員との間で、今後の対処措置を協議している」ことを明らかにしたという。また界面新聞によれば、佳能中国側も「主にデジタルカメラ製品を生産している珠海の一部生産ラインを閉鎖する」と回答したとされる。
珠海工場の閉鎖を巡っては、佳能珠海の公印が押された同工場の生産停止に関する公告が13日、インターネット上に流出。同公告で佳能珠海は、閉鎖の理由について、「近年の世界的なカメラ市場の急激な縮小に加え、新型コロナウイルス流行の長期化に伴い、会社経営はかつてない危機に直面している。会社と従業員の共同努力にもかかわらず、苦境を脱することができなかった」と説明している。こうした状況の下、「キヤノン本社はグループ全体の経営構造の見直しを迫られ、慎重に検討した結果、同工場の一部生産を終了するという難しい決定を下した」とした。
佳能珠海は1990年に設立。初期はレンズ、カメラの生産を手掛け、その後、プリンター、ファックス、スキャナー、CISコンタクトイメージセンサーなど製造範囲を広げた。ここ数年はレンズ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどを主な製品品目としている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
珠海工場の閉鎖を巡っては、佳能珠海の公印が押された同工場の生産停止に関する公告が13日、インターネット上に流出。同公告で佳能珠海は、閉鎖の理由について、「近年の世界的なカメラ市場の急激な縮小に加え、新型コロナウイルス流行の長期化に伴い、会社経営はかつてない危機に直面している。会社と従業員の共同努力にもかかわらず、苦境を脱することができなかった」と説明している。こうした状況の下、「キヤノン本社はグループ全体の経営構造の見直しを迫られ、慎重に検討した結果、同工場の一部生産を終了するという難しい決定を下した」とした。
佳能珠海は1990年に設立。初期はレンズ、カメラの生産を手掛け、その後、プリンター、ファックス、スキャナー、CISコンタクトイメージセンサーなど製造範囲を広げた。ここ数年はレンズ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどを主な製品品目としている。
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