ニュース 2021/11/15 18:00
中国:10月末M2は8.7%増、前月比で伸び0.4ポイント加速
経済・統計
今年10月末の広義通貨(M2)は、中国全体で前年同月比8.7%増の233兆6200億人民元(約4170兆1200億円)に達した。伸びは9月の8.3%から0.4ポイント加速している。うち狭義通貨(M1)は2.8%増の62兆6100億人民元で、伸びは9月から0.9ポイント鈍化した。流通中貨幣(M0)は6.2%増の8兆6100億人民元で推移している。中央銀行の中国人民銀行が発表した。
10月末の貸出(外貨建てを含む)は11.4%増の196兆3800億人民元に上る。うち人民元建て貸出は11.9%増の190兆2900億人民元で、伸び率は9月と同水準だった。10月中の人民元貸出は8262億人民元純増し、2020年10月を1364億人民元上回っている。
10月末の社会融資残高は10.0%増の309兆4500億人民元となり、伸び率は9月と同じだった。人民元建貸出(実体経済部門向け)の増加率は9月から変わらずの12.0%増。信託貸出は9月の27.0%減から27.6%減へマイナス成長率が拡大する一方、政府債券は13.6%増と9月の13.5%増から伸びが高まっている。
1〜9月の社会融資総量の増加額は、24兆7500億人民元に達した。省市区別では、江蘇省が3兆78億人民元と最も大きく、20年1〜9月を1兆9511億人民元上回っている。2位は広東省の2兆9788億人民元、3位は浙江省の2兆6897億人民元で、それぞれ20年1〜9月を2兆977億人民元、1兆8524億人民元ずつ上回っている。
9月末の中長期貸出(外貨建てを含む)のうち工業向けは24.1%増で、伸びは6月末から1.7ポイント低下した。うち重工業は23.0%増、軽工業は31.7%増となっている。また、サービス業向けは12.4%増で、6月から2.1ポイント鈍化した。不動産は0.2%増で6月から3.0ポイント鈍化している。
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10月末の貸出(外貨建てを含む)は11.4%増の196兆3800億人民元に上る。うち人民元建て貸出は11.9%増の190兆2900億人民元で、伸び率は9月と同水準だった。10月中の人民元貸出は8262億人民元純増し、2020年10月を1364億人民元上回っている。
10月末の社会融資残高は10.0%増の309兆4500億人民元となり、伸び率は9月と同じだった。人民元建貸出(実体経済部門向け)の増加率は9月から変わらずの12.0%増。信託貸出は9月の27.0%減から27.6%減へマイナス成長率が拡大する一方、政府債券は13.6%増と9月の13.5%増から伸びが高まっている。
1〜9月の社会融資総量の増加額は、24兆7500億人民元に達した。省市区別では、江蘇省が3兆78億人民元と最も大きく、20年1〜9月を1兆9511億人民元上回っている。2位は広東省の2兆9788億人民元、3位は浙江省の2兆6897億人民元で、それぞれ20年1〜9月を2兆977億人民元、1兆8524億人民元ずつ上回っている。
9月末の中長期貸出(外貨建てを含む)のうち工業向けは24.1%増で、伸びは6月末から1.7ポイント低下した。うち重工業は23.0%増、軽工業は31.7%増となっている。また、サービス業向けは12.4%増で、6月から2.1ポイント鈍化した。不動産は0.2%増で6月から3.0ポイント鈍化している。
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