【亜州ビジネス編集部】中国人民銀行（中央銀行）が7日発表した今年5月末の外貨準備高は3兆1277億8000万米ドル（約415兆円）となり、前月比で80億6000万米ドル（0.25％）増加した。プラス成長は5カ月連続ぶり。準備高は市場予想（3兆1200億米ドル）をやや上回った。

　国家外貨管理局は外貨準備の増加について、主要国の金融政策、地政学的情勢などが影響し、米ドルが主要通貨に対してやや下落したためと説明している。非米ドル建て資産の評価額が上昇した。

　一方、為替の影響を受けにくい国際通貨基金（IMF）の「特別引き出し権（SDR）」建てでは外貨準備高は減少。5月末時点で2兆3173億8800万SDRと、前月末から33億900万SDR（0.14％）減少した。


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