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  ニュース     2022/03/25 18:00

中国:リサイクル市場1兆元超え、リアル店舗も若者に人気 無料記事

 書籍や服飾品、スマートフォンなど様々な商品のリサイクルショップが若年層に人気だ。北京晩報がこのほど伝えた統計では、中国のリサイクル商品取引マーケット規模は、2015年に約3000億人民元(約5兆7271億円)まで拡大し、20年には1兆人民元を突破。25年には約3兆人民元に達するという予測がある。
 北京市内のあるリサイクルショップは、店内の一角に書籍コーナーを設置。本はビニール包装され、QRコードを読み込むと商品価格がわかる仕組みだ。店内では1万2000冊を取り扱い、うち7割が古本という。価格は通常より4〜5割安く、「安さは読む分に影響しない。読んだら再度ネットで販売し、環境保護や節約につなげる」と語る利用客もいた。
 ただ、古着ショップについては、「購入にはちょっと心理的な抵抗感がある」という利用客もいる。こうした消費者の懸念に対し、ショップ関係者は「衣服や書籍は工場で修復や消毒、脱臭を行なってから店頭に並べている」と説明し、安全性をアピールした。
 またスマートフォンは、旧型でも公式販売より低価格で入手できるとして若者の利用が多い。アップル「iPhone13」は通常4848人民元と、公式の5999人民元より2割ほど安く販売している。基本の買取価格は3500人民元で、販売時は品質や市場需給バランスで価格を決めている。
 リサイクル業界全体では、オンライン上の取引が優勢だ。しかしながらデジタル製品や高級ブランドバッグ、書籍などはオフラインの取引件数が多いという。



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