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  ニュース     2023/04/17 14:57

新劇場版「名探偵コナン」で中国ファン論争、ユニクロTシャツでも 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】日本の人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作「黒鉄の魚影(サブマリン)」をめぐって、中国のファンの間で論争が巻き起こっている。最新作で描かれた主人公の江戸川コナンとその盟友・灰原哀の関係性に加えて、映画宣伝やコラボレーション企画での2人の扱いについて、ファンから疑問の声が上がっているのだ。中国新聞網が14日付で伝えた。
 最新作はコナンと灰原哀の物語が軸となっており、ユニクロが公開に合わせて発売したコラボレーションTシャツも、2人のシーンを切り取ったデザインの商品が宣伝で最も目立っている。Tシャツは中国でも発売され、このデザインの商品が一番人気だ。
 ただ、作品ファンの中には、コナンが子供の姿になる前の人物、工藤新一と、その恋人・毛利蘭のカップルを「推し」とする人も多い。そのため、灰原のコナンへの「想い」にクローズアップした今作や、コラボTシャツのデザインの扱いに疑問の声が上がった形だ。
 この論争について中国伝媒大学の王鵬氏はテレビ番組で、「コナン(新一)と蘭は恋人関係、コナンと灰原は同志。コナンはプレーボーイというわけではない」などとコメントした。
 中国のユニクロが大手インターネット通販サイトに設けたショップでは、コナンと灰原のデザインのTシャツが最もよく売れており、販売量はこれまでに2万枚を超えた。これに対して、新一と蘭のデザインの商品の販売量は約4000枚。灰原のみのデザインの商品は約6000枚、コナンと新一のシルエットの商品は約3000枚となっている。


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