ニュース 2023/06/12 11:49
中国:22年の婚姻683.3万組、コロナ影響で過去最低
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】中国の婚姻数は2022年に全国683万3000組だった。前年(763万6000組)から80万3000組(10.5%)減少し、中国民政部がデータ公表を開始した1986年以降で最低を記録している。民政部の報告内容として、中国政府系メディアが12日付で伝えた。
民政部によると、中国の婚姻数は2014年から年々減少傾向にある。13年は1346万9300件に達していたが、19年には1000万件の大台を割り込んだ。21年に800万件、22年に700万件の大台をそれぞれ下回っている。22年は厳格な新型コロナウイルス対策が影響した可能性がある。
一方、22年の離婚数は全国210万組。前年比で1.8%減少した。
なお、民生部は5月25日、戸籍所在地以外での婚姻・離婚登記を認めるエリアを21省・自治区・直轄市に拡大すると正式発表。6月1日付で実施した。これまではテスト運用として、広東など一部エリアでのみ実施されていたが、中国総人口の78.5%をカバーする21エリアに拡大した形だ。
戸籍所在地以外での婚姻登記を認めることで、結婚する夫婦の負担は大きく軽減される見通し。婚姻を支援することで、少子高齢化に対処したい考えだ。ただ同時に、重婚や結婚詐欺といった犯罪行為を防ぐための仕組みも必要となってくる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
民政部によると、中国の婚姻数は2014年から年々減少傾向にある。13年は1346万9300件に達していたが、19年には1000万件の大台を割り込んだ。21年に800万件、22年に700万件の大台をそれぞれ下回っている。22年は厳格な新型コロナウイルス対策が影響した可能性がある。
一方、22年の離婚数は全国210万組。前年比で1.8%減少した。
なお、民生部は5月25日、戸籍所在地以外での婚姻・離婚登記を認めるエリアを21省・自治区・直轄市に拡大すると正式発表。6月1日付で実施した。これまではテスト運用として、広東など一部エリアでのみ実施されていたが、中国総人口の78.5%をカバーする21エリアに拡大した形だ。
戸籍所在地以外での婚姻登記を認めることで、結婚する夫婦の負担は大きく軽減される見通し。婚姻を支援することで、少子高齢化に対処したい考えだ。ただ同時に、重婚や結婚詐欺といった犯罪行為を防ぐための仕組みも必要となってくる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。