【亜州ビジネス編集部】中国自動車業界のM&A（企業の合併・買収）が拡大トレンドを保った。中国車関連企業の内外M&Aは、2022年に金額ベースで前年同期比1％増の総額3714億人民元（約7兆1100億円）規模に膨らんだ。M&A事例は22％増の合計666件を数えている。プライスウォーターハウスクーパース（PwC）が6日に報告した。
　うち自動車部品に絡んだM&Aは、460件にまで急増している。金額ベースでは概算1868億人民元に達し、自動車業界M&A全体の過半（50.3％）を占めた。完成車分野のM&Aは68件の総額1366億人民元。アフターマーケット分野では件数が42％減少した。
　自動車産業のグレードアップが急がれるなか、電池システム、新エネルギー自動車（EV）に関連するM&Aが活発化している。
　中国車業界のM&A件数は、20年が426年、21年が548件、22年が上記の通り666件で推移した。分野別のM&A規模は、2020〜22年にかけて部品が785億7900万人民元、1768億2200万人民元、1867億8600万人民元、完成車が1243億2200万人民元、1067億2300万人民元、1365億6800万人民元、アフターマーケットが833億9000万人民元、827億7100万人民元、480億4400万人民元となっている。


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