【亜州ビジネス編集部】2023年の「春運」（春節前後40日間の特別旅客輸送態勢）開始から1週間（1月7〜13日）で、海南省の「離島免税制度」を利用した消費が拡大している。海口税関の最新統計（18日発表）によれば、7〜13日にかけた離島免税購入金額は10億2000万人民元（約194億円）に積み上がった。購入者数と購入免税品件数はそれぞれ10万6000人、121万6000件で推移している。海南日報が18日付で伝えた。

　春節を目前に控えた省内の離島免税店11カ所は、相次いで「免税年貨節」「快閃迎新」「愛購免税」などの販促キャンペーンを打ち出している。ブランド各社と提携し、今年の干支「卯（うさぎ）」にちなんだ限定商品を売り出すなどして、期間中の消費拡大を図る構えだ。

　交通運輸部の予測によれば、今年の「春運」期間（1月7日〜2月15日）に海南島を訪れる旅客総数は前年同期比13.6％増の約870万人に達する見込みだ。12日までの旅客数は累計127万7000人（前年同期比23.3％増）で推移している。


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