ロシアと国境を接する黒竜江省で貿易が活発化している。対ロシアの貿易額は、今年1〜2月の累計で前年同期比11.7％増の200億7000万人民元（約3310億円）に達した。黒竜江省全体に占める海外貿易の68.3％に上る。ハルビン税関が3月29日に報告した。
　ロシア向けの輸出が33.8％減の9億3000万人民元に落ち込む一方、ロシアからの輸入は15.5％増の191億4000万人民元（約3160億円）に拡大している。
　黒竜江省の1〜2月海外貿易額は、12.5％増の293億9000万人民元。伸びは中国全体を11.8ポイントも上回った。輸出は6.6％増の47億人民元。伸びは中国全体を6.5ポイント上回った。輸入は13.7％増の246億9000万人民元。伸びは中国全体を12.2ポイントも上回っている。
　ハルビン税関は貿易の振興を支援。インターネットを用いた予約通関の仕組みを設けた。ロシア産の鉄、マンガン、クロム、鉛、亜鉛の輸入を簡便化。綏芬河、東寧、虎林などの出入境検問所にスマート通関制度を導入した。


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