ニュース 2022/09/22 18:00
欧州企業の対中投資急減、コロナで意欲喪失
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】欧州企業の対中投資が急減している。20日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、在中国EU(欧州連合)商工会議所(EUCC)のイエルク・ブトケ会長は、「新型コロナウイルスの感染拡大後、欧州企業による新たな中国進出はない。最大規模の企業を除き、興味を失った」と述べた。
EUCCの最新リポートによると、中国当局が海外との往来を厳格に規制したため、欧州企業は最高幹部から一般職員まで、中国渡航の困難さのためにやる気を失っている。ブトケ会長は「欧州企業は東南アジアやインド、その他の地区が気に入っている」と語った。
米調査会社ローディアム・グループのリポートによると、EUと英企業による対中投資は今年上半期に20億米ドル(約2890億円)。前年同期の48億米ドルに比べて急減した。リポートによると、対中投資の企業の大部分はドイツの製造業によるもの。しかも、中国子会社の利益を再投資しており、母国からの送金ではなかった。
中国当局が公表する外国直接投資は増加しているが、大部分が香港からの投資だ。中国企業が課税回避のため、短期間香港に置いた資金を本土に投資したケースが多いという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
EUCCの最新リポートによると、中国当局が海外との往来を厳格に規制したため、欧州企業は最高幹部から一般職員まで、中国渡航の困難さのためにやる気を失っている。ブトケ会長は「欧州企業は東南アジアやインド、その他の地区が気に入っている」と語った。
米調査会社ローディアム・グループのリポートによると、EUと英企業による対中投資は今年上半期に20億米ドル(約2890億円)。前年同期の48億米ドルに比べて急減した。リポートによると、対中投資の企業の大部分はドイツの製造業によるもの。しかも、中国子会社の利益を再投資しており、母国からの送金ではなかった。
中国当局が公表する外国直接投資は増加しているが、大部分が香港からの投資だ。中国企業が課税回避のため、短期間香港に置いた資金を本土に投資したケースが多いという。
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