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  ニュース     2023/02/16 16:41

中国:NEV生産ランキング、西安が上海抜き都市別首位に 無料記事

 新エネルギー自動車(NEV)の生産台数に関し、後発の陝西省西安市が中国首位に大躍進した。自動車産業の規模が大きい上海市や深セン市、合肥市を抜き去るほど、西安市はNEVで存在感を強めている。毎日経済新聞が16日付で伝えた。
 全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)の統計によると、中国各都市の22年NEV生産は、西安市が101万5500台に達し、100万台の大台乗せを唯一達成した。中国2〜7位は上海市の99万台、柳州市の65万台、深セン市の55万台、重慶市の36万9000台、常州市の34万台、広州市の31万3700台と続いている。
 22年の自動車生産は、西安市全体で前年比96.48%増の125万5500台に拡大している。うちNEVは277.5%増加し、前述の通り101万5500台に膨らんだ。NEV生産台数の全国シェアは14.38%に急上昇している。そのなかでも比亜迪(BYD:1211/HK)は99万5000台(西安市NEV生産全体の97.9%)を生産した。
 西安市全体の22年生産額は、前年比4.4%増の1兆1486億5100万人民元に上る。一定事業規模企業の工業増加値(付加価値額)は13.9%の伸びを記録した。西安自動車産業の年産額は、2173億1200人民元に達している。西安比亜迪(西安BYD)だけで1362億人民元に上った。
自動車産業が盛んな他の「汽車都市」では、テスラが上海市、上汽通用五菱(上汽GM五菱)が柳州市、蔚来集団(9866/HK、NIO/NYSE)が合肥市、小鵬汽車(XPEV/NYSE、9868/HK)が広州市で生産を本格化している。テスラなどが進出した上海市臨港片区では、22年のNEV産業生産額が概算2400億人民元に膨らんだ。




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