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  ニュース     2023/03/16 10:15

モニター用ドライバーIC市場、中国企業の国内シェア3割に 無料記事

 中国のパソコン(PC)用モニター向けの液晶パネル(LCD)ドライバーIC市場で、2022年は中国メーカーの合計出荷シェアが31.5%に拡大した。中国の市場調査会社、CINNO Research(華商光電科技)が15日発表した。
 同分野の中国メーカーには、最大手の深セン通鋭微電子技術有限公司(シェンジェン・トレイ・マイクロエレクトロニクス・テクノロジー)の他、北京集創北方科技股フン有限公司(チップワン・テクノロジー)、北京奕斯偉科技集団有限公司(ESWIN)などがある。
 22年の中国市場では、台湾企業の聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス:3034/TW)と奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ:3034/TW)が首位と2位を占めた。ノバテックは同分野で世界最大手。中国市場のシェアは20%台後半で、ハイマックスと合わせて2社で50%を超えた。両社の他、台湾企業は5位に瑞鼎科技(レイジウム・セミコンダクター:3592/TW)、8位に天ギョク科技(フィティパワー・インテグレーテッド・テック、ギョクはかねへんに玉:4961/TW)がそれぞれランクインした。
 中国最大手の通鋭微電子は全体で世界3位。18年に設立された同社は、ディスプレイ用ICを専門に手掛ける。これにチップワンが4位で続く。通鋭微電子とチップワンのシェアは共に10%台前半だ。また、ESWINは6位でシェアは7.5%前後とみられる。
 大型LCDパネルの世界市場に占める中国市場の出荷シェアは、2022年に54%まで拡大。また、モニター用LCDの世界市場に関し、中国ディスプレイ企業の出荷シェアは前年の48.6%から56.6%に8ポイント上昇した。


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