【亜州ビジネス編集部】2022年の家電小売販売マーケットは、中国全体で8352億人民元（約16兆900億円）規模に停滞した。コロナ禍の20年よりは増加したものの、前年比で5.2％のマイナス成長を強いられている。中国電子信息産業発展研究院が29日に報告した。
　主要製品の販売額は、テレビの1218億人民元、エアコンの1638億人民元、冷蔵庫の1024億人民元、洗濯機の701億人民元、キッチン家電の1492億人民元、生活家電の2279億人民元など。販売増が目立った個別品目は、ゲーミングモニター（前年比↑202％）、床拭きロボット（↑150％）、新風エアコン（↑237％）、高周波美顔器（↑110％）、ノンフライヤー（↑174％）、静音ミキサー（↑2370％）、青果洗浄機（↑457％）などとなっている。
　全体に占めるオンライン販売額は成長を持続し、4.24％増の4861億人民元に拡大した。家電小売販売に占める比率は58.2％にまで上昇している。
　また、エリア別で農村部の販売が伸びた。農村部の家電小売販売額は2.7％増の2850億人民元に達し、全体に占める比率が21年の31.5％から22年の34.1％にまで高まったという。




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