【亜州ビジネス編集部】上海市が製造業の新たな発展モデルとして、工場の自動化、スマート化を推進している。同市では2025年までに、一定規模以上の製造企業のデジタル化比率を80％以上に引き上げるとの目標を掲げた。中国新聞網が16日付で伝えた。

　上海市はまた、GDP（域内総生産）に占める製造業付加価値の比率を25％程度に維持する方針。同市は今月、人工知能（AI）などを用いたスマート工場の建設を推進するため、「上海市スマート工場リスト100」を発表した。「製造業のモデル転換は製造業を追いやることではない」とし、製造業のデジタル変革の方向性を強く打ち出している。

　2022年に発表された「上海市製造業デジタル化実施プラン」では、冒頭で挙げた目標のほか、産業インターネット中核産業の規模2000億人民元、モデルスマート工場200カ所、産業インターネットのリーダー企業40社などの数値目標が設定された。


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