【亜州ビジネス編集部】「買い手市場」の中国の就職戦線で、面接時に仕事と直接関係のない質問をされるケースが多数報告され、物議を読んでいる。その内容は血液型から家庭環境、恋愛経験までに及び、不快に思う応募者も少なくない。工人日報が3日付で伝えた。
　「血液型は何型ですか」「家庭環境はどうですか」「恋愛経験はありますか」――ある人事担当者は、几帳面な人を採用したいため、血液型がA型の人を選んでいるという。また別の人事担当者は、家庭環境が良く、恋愛経験もある人を採用するようにしていると話す。
　ただ、こうした求職者のプライバシーを侵害する質問は、明らかに雇用平等の権利を侵害するものだ。こうした質問を受けた側は「極めて不快。企業の理念を疑う」と憤る。
　これ以外にも、ある航空会社が客室乗務員（CA）の体重を管理しているというニュースが話題となった。CAの標準体重の計算式を「身長−110」とし、体重がこの標準体重を10％超過した場合にフライト業務から外し、体重を減らすよう求めていたという。この報道を受け、同航空会社には批判の声が多数寄せられた。


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