【亜州ビジネス編集部】中国の中央気象台によると、北京・天津・河北（京津冀）地区、河南北部、山東西部、遼寧西部などで2日、最高気温が37〜39度に達し、一部で40〜41.6度を記録した。各地で様々な防暑対策が行われている。香港メディアの星島日報が中国本土メディアの情報として伝えた。
　北京市朝陽区では住宅団地や商業施設で「清涼地点」を開設。街路の清掃作業員ら屋外作業者向けに休憩スペースをつくり、飲み水などを無料提供している。スマートフォンのアプリで「清涼地点」の位置の検索を可能にした。
　山東や河南では路線バスの空調設備に対し、一斉点検を実施。主要バス停に、暑さしのぎのはっか入り軟膏（なんこう）を置くなどした。
　中国メディアの中国新聞網が3日、中央気象台の情報として伝えるところによると、四川盆地から黄淮平原（黄河以南、淮河以北）一帯では同日、対流活動が活発化し、集中豪雨や雷、強風が予想される。一方、京津冀地区、山東北部、河南では5日以降、再び気温の上昇が始まり、一部で40度を超える見通しだ。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。