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  ニュース     2023/01/06 13:45

香港と中国本土の往来が3年ぶり解禁、1日6万人に制限 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、新型コロナウイルスの感染拡大のため中断していた香港と中国本土の往来が8日、約3年ぶりに解禁される。香港から本土、本土から香港の入境は1日各6万人に制限される。双方の居住者の帰省による入境は、制限に含まれない。

 香港のメディアの香港01によると、香港と本土の入境は、ネットでの予約が必要となる。香港政府の入境予約サイトは運用が5日午後6時に始まり、午後11時までに25万人以上が予約を済ませた。いずれも48時間以内のコロナの陰性証明の提示が義務付けられる。

 予約の状況によれば、深セン湾や文錦渡など陸上の出入境検査所経由が大半で、残りは空港やフェリーの利用者となる見込み。

 本土との往来解禁で、香港のコロナ感染拡大が懸念される。香港の李家超行政長官は5日に会見し、ワクチン接種率が高い上、感染者が既に250万人に達していることを理由に、感染拡大は制御可能な範囲に収まるとの見方を示した。

 台湾の中央通信社によると、香港市民は往来解禁後、香港でコロナ感染が再拡大することを懸念。ワクチンの接種が増えている。当局の資料によると、香港の接種者は12月24日以降、1日1万〜2万人で推移している状況だ。

 香港市民の1人は中央社に「往来解禁で、中国本土から大量の人々が香港を訪れ、ワクチンを接種するはず。その時、ワクチン不足になるので解禁前に接種した」と述べた。



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