【亜州ビジネス編集部】調査会社の麦可思（Mycos）がこのほど発表した2023年版「就業白書」によると、22年度大学新卒者の初任給は6割が「6000人民元（約11万7000円）以下」となっている。ほか「6000〜8000人民元」が24.1％、「8000人民元以上」が18.2％を占めた。入社半年後に1万人民元を超えた新卒者は、わずか6.9％にとどまっている。21世紀経済報道が9日付で伝えた。
　就職先としては、安定志向が高まる状況。公務員試験の出願者は5年間で2倍に増加した。　
　一方、就職せずに「大学に残る」傾向もここ数年で高まっているという。大学院への進学率は、18年の14.7％から22年の17.9％まで上昇した。特に一流大学でその比率が高く、同29.4％から37.0％にまで上昇。学部別では、理学、農学、医学で比率が高い。


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