【亜州ビジネス編集部】中国物流購入連合会はこのほど、今年7月の全国社会物流総額（供給元から受取先に移動した物品価値の総額）が前年同月比で3.3％増加したと報告した。3カ月連続でプラス成長を維持したものの、増加率は前月の3.6％からやや鈍化している。7月に入り、国内各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大したほか、高温や洪水といった気象条件が物流需要に影響した。
　1〜7月の累計では、前年同期比3.1％増の190兆人民元（約3860兆円）に伸びた。増加率は1〜6月と同水準。また、7月の中国物流業景気指数は48.6という水準。好不況の節目となる50を引き続き割り込み、前月から3.5ポイント低下した。
　一方、物流企業の収益は増加傾向を維持。1〜7月の物流業総収入は前年同期比6.0％増の7兆2000億人民元に伸びた。増加率は1〜6月の6.1％とほぼ同水準だった。


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