ニュース 2023/05/12 15:20
1Q車輸出で中国が日本超え、世界首位に躍進=現地メディア
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国の自動車輸出台数が今年第1四半期(1〜3月)に日本を上回り、世界トップに浮上したと第一財経など複数メディアが12日までに報じた。報道では全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)のデータとして、中国の輸出台数が第1四半期に前年同期比54%増の106万9000台に拡大したと紹介。一方、中国の研究機関、能鏈研究院によると、日本の同期の輸出台数は104万7000台だった。
乗聯会の崔東樹・秘書長によると、足元の中国の輸出増に貢献しているのはロシアだ。ロシア・ウクライナ戦争下で、ロシア国内の海外ブランド車が中国ブランド車に置き換わっているという。また、中国製の新エネルギー自動車(NEV)が競争力を高めている点も輸出の拡大に寄与。中国汽車工業協会の最新データによると、中国のNEV輸出は今年1〜4月に前年同期比2.7倍の34万8000台に拡大した。
現地メディアによると、中国は2009年に自動車販売台数で米国を抜き、世界トップの消費国へと浮上。ただ、国内消費市場ではその後も長らく海外ブランドが優位だった。しかし足元では、中国国産ブランドのシェアが拡大。乗聯会のデータによると、今年3月の乗用車国内小売市場では、民族系ブランドのシェアが48.8%まで上昇している。
一方、中国の自動車輸出は21年に200万台を突破し、韓国を抜いて世界3位に浮上した。22年には、332万台に達し、ドイツを抜いて世界2位に躍進している。
中国の自動車輸出は23年も急成長しており、通年でも世界トップとなる可能性が高いと報じられている。中国汽車工業協会の最新データによると、今年1〜4月の完成車輸出は前年同期比89.2%増の137万台だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
乗聯会の崔東樹・秘書長によると、足元の中国の輸出増に貢献しているのはロシアだ。ロシア・ウクライナ戦争下で、ロシア国内の海外ブランド車が中国ブランド車に置き換わっているという。また、中国製の新エネルギー自動車(NEV)が競争力を高めている点も輸出の拡大に寄与。中国汽車工業協会の最新データによると、中国のNEV輸出は今年1〜4月に前年同期比2.7倍の34万8000台に拡大した。
現地メディアによると、中国は2009年に自動車販売台数で米国を抜き、世界トップの消費国へと浮上。ただ、国内消費市場ではその後も長らく海外ブランドが優位だった。しかし足元では、中国国産ブランドのシェアが拡大。乗聯会のデータによると、今年3月の乗用車国内小売市場では、民族系ブランドのシェアが48.8%まで上昇している。
一方、中国の自動車輸出は21年に200万台を突破し、韓国を抜いて世界3位に浮上した。22年には、332万台に達し、ドイツを抜いて世界2位に躍進している。
中国の自動車輸出は23年も急成長しており、通年でも世界トップとなる可能性が高いと報じられている。中国汽車工業協会の最新データによると、今年1〜4月の完成車輸出は前年同期比89.2%増の137万台だった。
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